孤独

2003年10月18日
自分は孤独が平気な人間だと思っていました。
もう幾月もかけて慣れ親しんできたのだから
今更そんなことで思い悩んだりはしない
そう思っていました。
もう、そんな気持ちは忘れたつもりでした。

でも、違いました。

一度口にした果実の味は舌にこびりついてしまったかのようで
やはりそれを求めてしまうのです。
確実に弱くなっている自分を感じます。
でも、同時にその弱い自分を愛おしくも思うのです。

早朝、チーズを片手に梅酒を飲みながら
僕は限りなく自由でした。
それは僕が望んだハズの物です。
でも、胸の痛みは止まることを知りません。
この前までは満喫していた一人の時間が
いつからこんなに胸を締め付けるようになったのでしょう。

リンゴを食べてしまった僕は楽園を追い出され
当てもなく彷徨っています。
なんと辛いことでしょう。
でも、
それが人間じゃないか。
今ではそうも思うのです。

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